2月18日「新崎洋実ピアノリサイタルin豊中市立文化芸術センター」両親と一緒に行ってきました。
街中にある会館5年目のあたらしいホールは、人々が集う素敵な空間でした。
さて、注目の曲目
一曲一曲はわたしもとても好きな作品なのですが、これをこうならべるのか…というマニアックさ。
(チーズは大好物だけど、チーズのフルコースをいただくのなら…ナッツとワインをはじめに仕込んでおかなくちゃ、といった風な・・・違)
で、結局ナッツとワインの仕込みはせずにホールにはいりましたので、2時間胸やけせずに楽しめるかなとすこしの心配と、おおきな楽しみをもって開演をまちました。
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感想、とてもよかった!!
コロナ禍で昨年からの延期を経て実現したリサイタルとのこと。
ここ2年以上続く混沌とした現実世界と、それでも続いていく生活、変化、祈り、過去と未来と現在など。
各時代の作曲家の想いと作品の持つパワーを繋ぎ、メッセージ性を控えめに主張しながら、音楽でそれらを駆けめぐり、聴き手(わたし)のそうぞう力を刺激してきました。
(・・という意図があったのね、と本人に言ったら、「なるほど〜」と言っていたので、そうでもないのかもしれません。笑)
初演の委嘱新曲 イノウエアマネ作曲「ピアノとエレクトロニクス(街の音)のための Over the town」の作曲家自身のプログラムノートと音空間とのリンクにも感激。
繰り広げられる音世界のなかで、皆に等しくある時間の姿を見詰める時間でした。
普段デュオで一緒に演奏しているとはいえ、洋実のソロを聴くのは、昨年の沖縄でのリサイタル以来で、確実に変化している音、演奏、音楽観。
時間を重ねること、生を歩んでいくことの証でもあるこの「変化」を、「前進」とよぶか、「進化」とよぶか、ただの「変化」とよぶのかは、これから先どのように時を重ねていくかで変わっていくのかなとか。
(ブラボー!!)
たくましく変化している音楽に、あたたかな人々に囲まれて演奏している姿に、とてもほっこりと刺激的な時間を過ごさせていただきました。
わたしもはやくピアノに向かいたくなりました!
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