来月にある試験に向けた学生さんとの合わせを終えて、仕事納めでした。
2024年はとても軽やかに動いて、弾いて、と願って実行した一年だった気がします。
「軽やか」なぶん、インプットは多めにと心がけていました。
アウトリーチで出会ったこどもたちからの質問でよくある「何曲くらい弾けますか」の問いにどう答えたらいいのかといつも悩むので、じゃあ一年間でどのくらいの作品を本番で演奏しているのか数えてみようとこまめにメモをしていて5か月ほど続けて180曲くらいはカウントできたのですが、それ以降追えなくなってしまいうやむやに・・(笑)それだけ充実した作品数を演奏できたということで・・!
今年を振り返って、多くの地で演奏をさせていただいたこと、どれも鮮明に思い出せる反面、遥か前の出来事のような気もしています。恒例の3公演抜粋振り返り(難)
1.岐阜県関市(ニューイヤーコンサート in 関市文化会館)
だいすきなメンバーとの共演。
とにかく楽しい作品たち、スリリングな演奏、高揚感と緊張感のあるステージでした。
この日の演奏のアンテナの張り巡らせかたは本当に「共演/饗宴」している!という実感に包まれた深い思い出です。
2.富山県魚津市(ランチコンサート in 新川文化ホール)
「軽やか」なプログラムが実現し、そのぶん、自分と共演者と聞き手とのコミュニケーションに重きを置けたなというしあわせな体験ができました。
公演終了後の心温まるコミュニケーションもとても印象的でした。
3.大阪府豊中市(豊中市・沖縄市兄弟都市提携50周年記念公演 in 豊中市立文化芸術センター)
歴史を記念する公演、そしてコラボ。
この機会に携われることに背筋が伸びる想いでした。
加えて、市内でのピアノデュオ新崎姉妹でのアウトリーチ。こどもたちや多くの大人たちとの関わり。アウトリーチや公演ができるまで。目まぐるしさのなか目の前の作品や共演者や聞き手と向き合う時間。
とにかくいろんなことを体感しました。そして言葉にしました。
♩
(8月のバカンス、沖縄の海)
あと、今年は、アウトリーチに関する論文をずいぶん真剣に書いていたおかげで(結局出せませんでしたが・・・挫折涙)、アウトリーチの現場で起こるあれこれや、プログラムに関するあれこれを少し解像度を上げていったん言語化してみたおかげで、第三者と気持ちを共有したり、芽生えている違和感を滞りなく伝えることができるようになったかなとおもいます(自己評価←)
(1月に行った岐阜県関市のモネの池)
深刻にならずに「軽やかに」というのは今年初めに願ったことで、それが体現できた一年でした。とても有意義な体験ができたとおもいます。
来年は、ここから少し踏み込んでいきたいとおもいます。
1音ごと、1回ごとに深みを持って、いい演奏を重ねていけたら。その先に何が見えるかな。
(12月に訪れた鹿児島の霧島神宮)
今年も大変お世話になり、ありがとうございました🐉
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
(おだやかな新年をお迎えください!)
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